施餓鬼会(せがきえ)を行いました
久々の更新となります。
サボっていてすいません。
更新していない間も何かしらありました。そのことを書いていきたいと思います。今回は写真を撮ることを忘れていましたので、文章のみでご容赦ください。
7月29日㈰当山本堂に於いて大施餓鬼会(だいせがきえ)が行われました。当日は前日に台風騒ぎがありまして、無事行う事ができるかどうか心配でしたが少し涼しい日になり無事に式を終えることができました。
ご参拝下さいました檀信徒総勢約90名と僧侶3名によりお題目を唱え、お焼香をして、旗なども立ててご供養いたしました。
その後檀信徒総会をおこない、境内にある水子観音の御前にて水子供養を行いました。
このような流れで行いました。
さて、そもそも施餓鬼供養とは何でしょうか。
施餓鬼会は「救抜焔口陀羅尼経」(くばつえんくだらにきょう)というお経に由来しております。このお経の中でお釈迦様の十大弟子のお一人である、多門第一といわれる阿難尊者が焔口(エンク)という餓鬼(がき)が眼前に現れました。その焔口が言うには、「お前は3日後に死ぬ。我と同じような餓鬼になるだろう。」といわれた阿難尊者はそうならないためにどうすればよいか問いました。焔口は「餓鬼道に飲食を施し、仏、法、僧に供養すればお前の寿命は延びて、後に餓鬼道に落ちることはない。」といって去っていきました。阿難尊者はそんな沢山の飲食用意したり供物を用意する経済的余裕はなかったので、お釈迦さまに相談しました。お釈迦様の助言もあり、その供養をしたところ無事救われた。
といういわれが施餓鬼会の由来になります。
現在では卒塔婆立ててを参拝される方のご先祖や、縁のある霊位、仏、法、僧への供養、飲食をお供えして餓鬼供養を行ってそれらのご供養を通して参拝された方の罪障消滅、家内安全などをきねんしております。
この施餓鬼会では沢山の方が集まり、自分の家だけでなく他家の霊位と共に供養することで経力を高めることも目的になっています。もちろん来年も行いますので、多くの方のご参拝をお待ちしております。